透き通る青いブルーが美しいサファイアは、ダイヤモンドには劣るものの結婚指輪で人気の宝石です。
西洋のサムシングフォーにちなんで、結婚指輪にサファイアを使いサムシングブルーにする人も多いです。
結婚指輪に使用されている宝石にランク付けするとしたら、1位はダイヤモンド、そして2位はルビーとサファイアです。
なぜサファイアはここまで人気なのでしょうか。
それはサファイアの丈夫さにあります。
世界で一番硬い天然鉱物はダイヤモンドといわれています。
これは半分正解であり半分間違い。
ダイヤモンドでよくいわれている硬度は、モース硬度といい、違う宝石同士をこすりあった場合どちらに傷が付くかというものです。
ダイヤモンドのモース硬度は10、サファイアのモース硬度は9です。
ダイヤモンドとサファイアをこすり合わせたら、サファイアに傷がつきます。
なのでダイヤモンドが一番硬いというのは間違いではありません。
ただしこすり合うのではなくたたき合った場合は、話が変わります。
たたき合った場合の壊れにくさを靱性と呼びます。
靱性を比べたら、ダイヤモンドよりもサファイアのほうが硬いのです。
なので厳密にいうと「ダイヤモンドは傷はつきにくいが、サファイアよりぶつけたときに割れやすい」といえます。
サファイアのお手入れ方法
9月の誕生石であるサファイアは、誠実・慈愛・変わらない2人の愛を意味します。
熱にも強いので、超音波洗浄や除光液でのお手入れも問題ありません。
ただし低品質のサファイアは、超音波で割れてしまうかもしれないので注意してください。
洗い方は通常の結婚指輪といっしょで大丈夫です。
中性洗剤とぬるま湯を混ぜたボウルやカップに数分程度浸します。
真水で洗い流し、柔らかい布でふくだけです。
サファイアとルビーは同じ
サファイアと同様にルビーも、靱性が高く熱に強い宝石です。
実はサファイアもルビーも同じ成分で、赤色の石をルビー、青色の石をサファイアと呼びます。
なのでサファイアには、青だけではなく黄色やピンクなど様々な色があります。